仕事なのに「やる気が出ない……」そんな時の原因別【対処法】

仕事なのに「やる気が出ない」時の対処法

こんにちは。
ネット系フリーランサー mammina です。

「やる気が出ない……」ってつらいですよね。「どうしてだろう?」って自分を責めたくなるし、「どうしたらいいんだろう……?」って途方に暮れます。

「やる気さえ戻れば、もっとできるのに……」「ホントの自分は、こんなんじゃないのに!」と主張したくなったりもしますよね。

そこで今回は、実際に私がこれまで経験した「やる気ダウン」の原因と、それに対する対処方法をまとめてみました!

もしも、あなたがやる気が出ないと悩んでいるなら、試してみてください!

やることが大きすぎる・目標が遠すぎる

たとえば、あなたが起業直後だとして、1年以内に年収1000万を超えると決めたとして、今現在の収入が3万円なら……

目標が果てしなく遠いにありすぎて、どうしたらいいかわからないですよね?

人は「見えるモノ」しか手に入れられないもの。どうやって手に入れたらいいか「行動」レベルまで落とし込めていないと、モチベーションも上がらないものです。

【対処法1】絶対にできる「目先の目標」を立てる

長くても1ヶ月以内の短期目標「今日やること」を決めます。

どうやったらいいかわかんないなら、「どうやるかをステップバイステップで書き出す」とかにしておきましょう。やることが曖昧だったり、大きなカタマリのままだと、進めることができません。

まみーな
大きなカタマリ肉も、小さく切って
食べやすくして料理するじゃないですか。
行動も小さなステップに

【対処法2】1分だけ手を動かすと決断する

モチベーションがなかなか上がらないのは、やったところで「達成感」が得られないから。つまり、やっても成果がなかなか上がらないからつまんないのが問題なわけです。

だから、行動のハードルは極力小さくして達成感を常に得ていくと、「なんだ、やればできるじゃーん♪」とやる気が戻ってきますよ!

ちなみに、これ、「手を動かす」のがポイントですよ! 脳科学的にも、手を動かすと脳が刺激されて「やる気」がでてくるものですし、目の前に成果物が出来はじめると目で見ても達成感が感じられますからね。

もしも、勉強や学ぶ系なら、学んだことを日誌に書き出すのもオススメです。日誌に形として残ることで「これだけやった」感を得られます。

やることが多すぎる

ちょっと、専門的な用語で恐縮ですが…… ITの世界では、「輻輳(ふくそう)」と呼ばれる現象があるんですね。

これは、ネットワークでアクセスが集中したときに起きる現象で、回線が処理できる許容量をオーバーして、通話・通信ができなくなる状態のことです。年末年始のあけおめ連絡とか、災害のときとかに起こるやつです。

人間の場合も同じではないでしょうか? たくさん重なったら、通常できるはずのことまで できなくなるということは往々にしてあります。「キャパオーバー」ってやつです。

まみーな
私の場合の経験則ですが、1日のうち
自分にとって新しいことが2つまでなら出来るんです。
それが、3つ重なると一気に苦しくなって、
4つ以上だと 処理不能……

「やる気がでない」というのは、これ以上やると壊れちゃいますよ、という体からのストップなのかもしれませんね。

【対処法】いったん、これ以上の仕事が来ないようにする

ITの世界の「輻輳(アクセス増加によるネットワーク不具合)」への対処は、

  1. アクセス失敗が起こると「やり直し」が増えて、さらに混乱が酷くなるので、まだ余裕のある段階でアクセスを制限する(そうしないと、壊れちゃう)
  2. 動き始めたら、少しずつアクセスを増やしていく。ダメだったら、またいったん量を減らす
  3. 根本的には、回線を広げて許容できる量を増やす

という方法が取られます。

人間の場合も、これと同じように、まずは

あなた
今の状態が自分の限界なんです!

と伝え、これ以上の仕事が来ないようにストップするというのが、最初のステップになります。

これ、マジメな人ほど

あなた
自分のやる気が出ないのが悪いのに、
仕事を止めて欲しいと言うなんて……

と悩んでしまいがちですが、あなたが壊れてしまっては元も子もありません

あなたのところに、仕事がたくさん集まってくるほど「あなたに仕事をして欲しい」と思われているなら、あなたは「金の卵を産むガチョウ」なわけです。キチンと説明すれば、理解してもらえるはずです。

新たな仕事を止めることで、仕事の終わりが見えてきます。そうしたら、「この調子でやっていけば何とかなる」と気持ちも落ち着いてきます。

ここまで来たら、あなたのやる気が戻ってくるのも間近です。

根本的に解決するには……?

やることが多すぎるのが原因なので、「やることを減らす」というのが根本対処となります。

実際、成功している社長さんは「自分のやるべきこと」と「自分でなくても出来ること」を明確に分けていて、「自分のやるべきこと」だけに注力しています。

だから、

  • 自分以外の人に仕事を振る
  • そもそも「やる必要のないこと」をやめていく

というのが、根本的な解決方法となります。

そしてこれは、あなたがフリーランスなら、「価格を上げる」ことで解決できます。

相手がそれを認めてくれないなら、自分の価値はそこまで大切にされてないということだから、遠慮なく取引を終わらせてしまって良いでしょう。もちろん、認めてくれたなら、外注する余裕が生まれます。あなたに損はありません。

仕事以外のことをしていない

最後に遊んだのはいつですか? 人間としての生活、大切にしてますか?

向上心の高い人にありがちですが、仕事で成果を上げることに命をかけていて、それ以外をすべて捨て去っていたりします。

そういうタイミングも、人生のある時期には必要かもしれません。でも、それは長くて3ヶ月程度のもの。それ以上続けると体と心を壊して、やる気どころの話ではなくなってしまいます

がんばりすぎると、まず「ストレスセンサー」が壊れます。ストレスをストレスと感じなくなってしまうのですね。感情面でも変化があらわれて、すぐにイラッとしたり、いきなり涙が出てきたり……

「自分は、こんなに頑張ってるのに……!」と言いたくなったら、イエローサインです。

【対処法】オフをつくる・家事を楽しむ・運動する

もしかしたら、慣れないことかもしれません。でも、やる気が出ないなら、その状態でいても何も進まないじゃないですか。

思い切ってオフとして休んでしまいましょう。外に遊びに行きましょう。普段デスクワークをしているなら、「運動や家事も良い気分転換になりますよ。

まみーな
私も掃除や料理を楽しんでます。
料理をする時の生物に触る感覚、水の冷たさ、
掃除をする時のさっぱりとした清々しい気持ち。
もやもやのいい切り替えスイッチになります。

疲れすぎている、体調が悪い

  • 昨日、徹夜だった……
  • ここ1週間、ほとんど寝てない……
  • 花粉症で鼻がムズムズする……
  • おなかがすいた……
  • 頭痛がする……

他にも、

  • 雨が降りそうだと頭痛がしてくる
  • 冬になると、うつっぽくなる……

など、心当たりはありませんか?

もしも、足を骨折してるとしたら、その状態で山になんか登らないですよね? 登ろうという気持ちにすら、ならないはずです。

それと同じように、おなかがすいたらイライラするし、寝てなかったら集中できるわけもありません。体に不快なことがあれば「やる気がでない」のは「あたりまえ」です。

【対処法1】寝る・食べる・休む

いろんな事情があると思いますが、何か体の状態で不快なことがあるなら、それを解消するのがいちばんの早道です。

骨折してるなら、骨がつながるまで休んでますよね?

悪魔
え? 骨が折れてるの?
歩いているうちに治るよー!
とりあえず、歩こう♪

なーんて言う人なんか、いないはずです。

デスクワークだと、あんまり体を動かさないから、私たちはついつい「多少、調子が悪くてもできるはず!」と思いがちです。でも、結果的にうまく出来なくて「やる気がでない……なぜ? どうしよう……」と焦ってしまいます。

脳は、体重の2%の重さしかありませんが、脳の体内のエネルギー消費は18%と2割近くを占めています。つまり、デスクワークこそ体調が効いてくるのです。

身もフタもありませんが、体調面が原因でやる気がダウンしているなら「休む」! これがやる気を出すいちばんの方法です。

【対処法2】仲間に助けてもらう、外注する

とはいえ、納期がある仕事だと、体調の問題があっても、何とかしないといけない場合もありますよね?

その場合は、仲間に助けてもらいましょう。……仲間がいないって? それなら、クラウドサービスで探しましょう(契約で第三者への委託が禁じられてる場合は除く)

発注するための募集文を書いたり、指示書を作ったりと、こちらもやることはたくさん出てきますが、仕方ありません。

そうやって、誰かに依頼するための準備をしているうちに

あなた
これ、自分がやった方が早くない……?

と思い始めたら、やる気が帰ってきているサインです。サッサと終わらせて、しっかりと休息を取りましょう。

でも、もう1年も体調があまりよくないんです……

どうしてなんだろう、と心配ですよね……?

私にも経験があります。1年以上、体調が不安定で「だましだまし」仕事をしていた時期がありました。

やる気も出ないし、仕事も進まないし、成果もうまく出せないし、散々でした。
すでにフリーランスとして活動をしていたので、お客さんに申し訳ないと思っていたのを今でも憶えています……

まずは、病院で検査をしましょう

何か気付いていない病気が隠れていないかチェックしてもらってください。もしも、何もなく体は健康だとわかったら、あなたの体の不調は、もしかしたらメンタルが影響しているかもしれないと疑いましょう。

実際に、「のたうちまわるほどの腰痛」がメンタルが原因だったという事例もあります。

心と体はつながっているので、ストレスを受け続けた結果、何かメンタルにダメージを受けている可能性があります。心当たりがあるなら、今度はそれを解消していきましょう。

某コピーライターさん
夫婦ケンカなんかしてたら、
いいコピーなんか書けないじゃないですか?

1本あたり、数千万のチャージをするコピーライターさんの言葉です。

何か問題を抱えているなら、それを解消するのが先。

メンタルの不調を解消するのは、簡単なことではないかもしれません。でも、きっといつか自分を取り戻せるはずです。

根本解決したいなら……?

生活習慣を整え、健康な体を手に入れましょう。もしも、それが叶わないなら、自分を受け入れてもらえる「働き方」を模索しましょう。

私は体があんまり強くありません。それどころか、メンタルも強くありません。

もちろん、少しでも改善しようと、専門の先生について運動面でのレッスンをしていただいたり、食生活に気を配ったり、睡眠をしっかり取るようにしたりと気を付けていることはあります。でも、おそらく、一般の方ほど動くことはできません。もう、それは仕方のないこと。

だから、もしも、あなたが私と同じような悩みをお持ちなら、「やる気を出そう」とがんばるのは諦めて、今の自分を受け入れてもらえる働き方を探していく方が建設的ではないでしょうか?

大丈夫ですよ、あなたが価値を提供することができるなら、必ず見つかります。仮に見つからなくても、自分で新しい生き方を作ればいいんです。フリーランスなら、それが出来るんです。

「どうせやったってムダ」と思う

あなた
いや、これ、売れないから……
あなた
どうせ、また、会議で
お偉いさんにひっくり返されるんでしょ?……

やってみないとわからないというは確かにあります。確かにありますよ? でも、何度も何度も同じことを繰り返しているなら、「やってもムダじゃない?」と投げ出したくなりますよね?

【対処法1】ムダだということを根拠に基づいて示す

自分で決めて自分で進める時には「ムダ」なことはしないし、「ムダ」だとわかっていても納得の上でやるはずです。だから、「どうせやったってムダ」と感じる時は、自分以外の誰かから「やらされている」時なんですね。

本気で「やってもムダ」と思ってるのであれば、それを根拠を示して中止してもらいましょうよ。

たとえば、プロモーションの依頼が来たけど「この切り口で売れるわけがない。どうせ、やってもムダ」と思うなら、実際に顧客にヒヤリングしてみて、「買う? 買わない?」って聞いてみればいいんです。

それで、10人中8人が「買わない」という回答で、残り2人も微妙な反応なら、それをレポートにまとめて依頼主に返せばいい。心ある依頼主なら、テストマーケをしてくれたことに感謝するはずです。

そして、その上で、じゃぁ「どんな切り口なら売れるのか」提案する。

あなた
えー、そんなのメンドクサイ……

……誰ですか? メンドクサイ とか言ったのは(笑)

あなたに「やれ!」と言った方は、その面倒くささを乗り越えて「アイデア」を出してきたんですよ? たとえ、「それはちょっと……」と、あなたが思うようなものだったとしても。

「NO」を突きつけるなら「代案」を出すのがマナーではないでしょうか?

【対処法2】新しい方法を試す実験の場として使う

『ムダ』だという示して、代案を出す方がメンドクサイ……

もしも、あなたがそう思うなら、仕方ないです。やるしかないです。でも、相手のためにやっちゃダメです。「やるなら、自分のためにやる」これがポイントです。

  • 本で読んだ手法を試してみる
  • ネットで見かけた新しい技術を使ってみる
  • 1個だけ、新しい小技を組み込んでみる
  • これまでにないくらいの速さで終わらせる
  • 許されるギリギリの手抜きラインを見つける …… etc

その仕事自体は楽しめなくても、「自分の興味のあること」なら楽しめたりするので、やる気がほんのり戻ってくるはずです。

お金を受け取りながら「新しいことを試せた」なら、それはそれで良くないですか?

まみーな
フリーランスになると、
全部「自分持ち」ですからねぇ……(-。-)

やることに意味が感じられない

「午前中に穴を掘り、午後にその穴を埋める」というロシアの拷問をご存じですか? これを繰り返すと、人は発狂してしまうそうです。人って、無意味なことには耐えられないんですね。

あなたがやる気が出ないのは、もしかしたら「やることに意味が感じられない」からかもしれません。

【対処法1】やる意味を聞いてみる

これ、ものすごくオススメです。相手からの返答を聞いても理解できないかもしれませんが、聞くことに意味があるんです。

答えられないなら従う価値はありませんが、なんらかの答えが返ってきたなら「少なくとも、相手にとっては意味があること」だとわかります。

そしたら「相手のためにやってあげるんだな」と思えば、やる意味が生まれます(笑)

たまに

上司
オレが『やれ!』って言ってるんだから、
つべこべ言わずにやれ!

という上司やクライアントがいるかもしれませんが、あなたが「嫌だ」と思うなら聞き流しておきましょう。そして、対処方法2へ進みます。

【対処法2】サッサと終わらせて自分のために時間を使う

「やることに意味が感じられない……」それなら、そんなことのために、あなたの人生の貴重な時間を費やすのは馬鹿馬鹿しいですよね?

できるだけ手抜きをして、できるだけ短時間でそれっぽく形を仕上げて、終わりにしてしまいましょう。

そして、あなたが本当にしたいことに、たっぷりと時間を使いましょう。今の仕事だけが人生じゃないです。会社は会社としてやるけど、自分の好きな副業を始めるというのもいいかもしれません。

まみーな
副業はいいですよ!
自分のビジネスなので「自分事」だから楽しいですし、
成果を上げるために工夫しているうちに、
逆に「会社の良さ・スゴさ」に気づけて
やる気が出てきたりします。個人的にオススメです。

やる気が出ない原因はひとつとは限らない

ここまで、やる気が出ない原因別の対処方法をお話してきました。

でも、やる気が出ない原因はひとつとは限りません。もしかしたら、複数抱えているかもしれません。

もしも、

あなた
それを見極めるのもメンドクサイ……

という気分なら、体と心が疲れ切ってしまっている可能性があります。

誰が何と言おうとも「休む」「自分がしたいことをする」ことで、これまでずっと頑張ってきた自分を回復させてあげてくださいね!